信託保全について、少し詳しく解説をします
まず、証拠金の管理のされ方は二種類あります。
(これは法令により規制されている)
①分別管理
業者が、運営資金用 と 顧客から預かった証拠金用 に銀行口座を分けて管理する
問題点:どちらの口座も名義がその業者になっているので、万一倒産した時、債権者から両方の口座を差し押さえられるので、顧客に幾ら返ってくるかは不明。(ちなみに顧客も債権者の一人とゆう扱いなので、顧客も含めた債権者間でのお金の取り合いになる。)
②信託銀行による金銭信託
顧客の証拠金は信託銀行の金銭信託口座で管理される
FX業者のお金ではないので倒産しても債権者からは差し押さえられない
また、信託銀行のお金でもないので破綻してもペイオフの対象にもならない
完全に独立したお金として投資家の預託資金を保全することができる
では、「信託銀行による金銭信託」なら絶対に安心なのでしょうか?
先週のマネースクウェア社のセミナーで聞いてきた内容です。
(*当日頂いた資料と講義のメモをもとに書きました。間違い等あればコメント欄、メール等でご指摘ください)
項目を箇条書きします
1.証拠金の管理のされ方は二種類ある。(これは法令により規制されている)
①分別管理
②信託銀行による金銭信託
2.金銭信託の中身は業者によってマチマチである。
(法令がないので業者任せになっている)
① 保全対象が円貨のみか、外貨も含んでいるか
② 保全対象は全額か、一部だけか
③ 毎日値洗いしているとは限らない
④ 業者⇔信託銀行 のお金の出し入れのチェックは誰が行っているか
⑤ 業者倒産時に証拠金返還業務を担う「信託管理人」には誰が選ばれているか
中身の説明については、次回『信託保全』でアップします。
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